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日本選手の価値を一段引き上げた
本田選手といえばその端正なルックスと人を引き付ける言動で有名ですが、
ふとした時に謙虚な姿勢が垣間見える瞬間があり、とても好感が持てます。
私が一番印象に残っているプレーは南アフリカワールドカップの対デンマーク戦で決めた超ロングフリーキックです。
正直あそこから決めるとは思いませんでした。
彼の特技である無回転のフリーキックの威力はすさまじく、しかも予測不能な変化をもってゴールネットに突き刺さりました。
あのゴールが彼の分岐点となったことは間違いありません。
その後ロシアで実績を積み、ついにはイタリアの名門中の名門であるミランに移籍。
しかもエースナンバーである10番を託されるほどの期待。
日本人選手がミランの10番をつけるなんてことは想像もしていませんでした。
入団会見も多くの海外メディアが駆けつける中、その物怖じしない性格でスムーズにこなし、
競技以外からも彼のすごさが伝わってきました。