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木村和司選手の伝説のフリーキック
アナウンサーの問いかけに「どうなんですかね」と正直すぎる返答を連発し、
サッカー解説ではあまり評判がよくない木村和司さんですが、現役時代のプレーはすごいものがありました。
所属はマリノスの前身・日産。ポジションは攻撃的中盤です。
今から30年も前のことですから、デイフェンスのチェックが緩かったこともありますが、
トップ下でボールを受けるとキープを続けてフォワードへラストパスするプレースタイルでした。
現代サッカーでは見当たらないタイプです。
少し前のリケルメ選手(アルゼンチン)に近い感じでしょうか。
フリーキックの名手であり、85年W杯メキシコ大会アジア最終予選韓国戦のゴールが最高に記憶に残るゴールでしょう。
試合には敗れたものの、40メートルの距離から放ったフリーキックは弧を描いてゴールに吸い込まれました。
フリーキックの醍醐味を日本にもたらした功労者であり、そこが好きな理由です。